ショートヘアは難しい。
そう思っている方は多いと思います。
短くすると幼く見えそう。
ボーイッシュになりすぎそう。
顔が大きく見えたらどうしよう。
でも実は、ショートこそ“バランス”で決まります。
今回のスタイルは、丸みをしっかり残したショートボブ。
トップには自然なボリューム。
襟足は首に沿わせてタイトに。
横から見たときに、後頭部にきれいな丸みが出るようにカットしています。
ショートで一番大事なのは、
後頭部のシルエット。
ここが平らだと一気に野暮ったくなります。
逆に、自然な丸みがあるだけで、
女性らしさがぐっと出る。
顔まわりはあえて少し長さを残しています。
完全に耳にかけられる長さにせず、
もみあげ付近にやわらかいラインを作ることで、
横顔に余白が生まれます。
小顔に見えるのは、実はこの“余白”のおかげ。
前髪は薄めに設定。
重くしすぎず、
軽く流れるくらいの質感にすると、
ショート特有の「強さ」が中和されます。
カラーは透明感重視
今回合わせたのはアッシュベージュ。
ショートはシルエットがはっきり出る分、
カラーの印象もかなり重要です。
暗すぎると重く見える。
明るすぎると軽くなりすぎる。
その中間で、
光が当たったときに透けるくらいの明度設定。
細かい立体感が出るような色味にすることで、
動きが出やすくなります。
ショートはカットだけでなく、
カラーとの相性も完成度を左右します。
30代以降のショートは「削りすぎない」
大人世代のショートで気をつけているのは、
“軽くしすぎないこと”。
若い世代のように量を削りすぎると、
逆にパサついて見えたり、貧相に見えることもあります。
適度に重さを残しながら、
必要なところだけを削る。
これが大人ショートのコツ。
トップのボリュームは自然に。
襟足は締める。
顔まわりは柔らかく。
この三点のバランスが整うと、
ショートは一気に上品になります。
ショートは“勇気”より“設計”
「思い切りですね」とよく言われますが、
実はショートは勢いではなく設計です。
骨格、髪質、首の長さ、顔型。
それを見ながら丸みの位置を決める。
似合うショートは必ずあります。
長さを変えるだけでなく、
シルエットを整えるだけでも雰囲気は変わります。
ショートに迷っている方は、
まずは今のスタイルから少しだけ丸みを足すところからでも。
髪型が変わると、
横顔の印象が変わる。
横顔が変わると、
なぜか気持ちも少し前向きになる。
ショートはそんな力のあるスタイルです。