美容師の僕が考える『カット』について一言
こんにちは。
川崎市の美容室SECILの鈴木です。
最寄駅は高津駅が近いですね♪
今日は美容室でする『カット』について僕の考えを少しだけお話しさせていただこうかと思います。
美容室選びはどうやって決めてますか?
まず、美容室選びで重要なのは「ここの美容室はカットがうまいのか?」
と言うところが少なからずあると思います。
初めて行くお店や初めて担当してもらう美容師さんのカットの技術はもちろんわかりません。
そのお店の口コミやヘアカタログなどで判断するしかないですね。
もちろんその選び方も間違いではなく技術力に長けた美容師さんが担当してくれることと思います。
しかし、もう一つ美容室選びで重要な事と言えば、担当の美容師さんと気が合うか?と言うのもあります。
が、そればかりは行ってみてのお楽しみということで、
ここでは割愛させていただきます。
では、カットというのはそのお店や担当者でそこまで変わるのか?
ということ。
答えは簡単です。
「そこまで変わりません」
と、言うのも
長さを切るときに使うシザー。
量感や質感を入れるセニング(すきバサミ)
だいたいこの2本を使って髪を切ります。
そして、お店のカリキュラムをクリアしてカット技術を学んだ美容師にそこまで差があると思いますか?
すべての美容師(スタイリスト)はカットラインを真っ直ぐ切れます。
もちろん切れない美容師はスタイリストにはなれません。
これだけは揺るぎない事実です。
では、なぜこんなにも自分に合ったお店と合わないお店があるのか?
それは
『どれだけ好みについて相談できたのか?』
と、言うところに落ち着くと思います。
たまたま好みが合ったなんていう偶然ももちろん存在しますがそれは奇跡に近いです。
自分の好みや今悩んでる事、ライフワークなど考えている理想をどのくらい担当する美容師さんに伝えられるか(もちろん聞き出す技術も美容師には必要ですが)
その差が合うか合わないかを決めています。
「長さこのくらいにして下さい」
「はーい」
と言うのは本当に理想のヘアスタイルの真芯を捉えているのでしょうか?
どんなにカットが上手くても自分の好みではない形になったらそれは「合わない美容師」と言うことになってしまうのではないですか?
「軽めのスタイルが好き」
「毛先が重ためが好き」
「シルエットは〇〇がいい」
「休みの日はアレンジできるくらいがいい」
「仕事中は縛りたい」
人それぞれ好みやライフワークは違います。
少しでも多くそのお客様が求めている事を理解して、イメージを作り出すのか、そうやってようやく初めて技術力に差が生まれてきます。
もちろん、僕たち美容師からもスタイルを提案する事もあります。
むしろ、提案することの方が多いかもしれません。
でも、その提案はお客様の好みやライフワークの範囲内でする事が多いのです。
「すべての美容師はカットが上手くて真っ直ぐに切れます。」
「ただそこにあなただけの”オリジナルスパイス”を加えて特別なものを美容師と共に作り上げる。」
そんな気持ちで話し合っていただけると楽しいかもしれませんね!
僕のいるSECILでは初めてご来店される方はもちろん2回目3回目のお客様にも好みやライフワークのお話しをしています。もちろん鬱陶しくない程度にですが笑
今、悩みを抱えている方や、美容室選びで迷っている方は是非、相談してみて下さい。