人は悩みに敏感だ。
自分の悩み、人の悩み、誰かの悩みに敏感だ。
自分の悩みは解決しない事で悩んでいることが多いのが現状で
自分次第ですぐにでも解消されるのもまた事実。
人の悩みに敏感なのはなにを悩んでいるのかわからないから。
話を聞いても本質ではなかったり、どこか逃げてしまって解決に至らない。
僕も仕事面に対して悩んでいたことがある。
アシスタント時代、スタイリストになってすぐの時代、そして今。
お金がなさすぎたアシスタント時代
アシスタント時代の悩みはずばり「お金」
お金がまったくありませんでした。
貯金もなにもしないで実家を飛び出した20歳の春。
親からの軍資金だけを握りしめて一人暮らしを始めました。(ただしくは二人暮らしだがここでは割愛)
家賃と生活費だけでなくなってしまう毎日で食費を削ったりしてたのに遊ぶお金だけは削らなかった。
飲み会やイベント、旅行なんかは毎月のように行ってたけど、生活は貧乏だった。
スタイリストになれば貰える報酬も増えるだろうとそれだけを目標に毎日やっていた。
「カットモデル100人切ったらスタイリストになれるよ」
先輩にそう言われて50人くらいを担当していた時だった、
突然訪れたスタイリストデビューの日
あれは忘れもしない2年目の4月上旬の土曜日の出来事だった、
朝、出勤してお店の外掃除をしていた時、社長から呼び出されました。
「鈴木君今日からスタイリストだから」
へ?
たしかにモデルをやるようになって少し慣れてきたころだったこともあり、嬉しかった反面
それ以上のプレッシャーが押し寄せてきた。
スタイリストをイメージしていなかったわけではない。練習中はお客様を担当するのと同じようにやっていた。
それでも、準備ができていなかった、心の準備が。
その日はフリー来店のお客様を10人担当しました。
次の日の日曜日は同じように11人担当しました。
その月の担当人数は100人を優に超えていました。
来店されたお客様全員を満足させられたかと言えばまったくそんな自信はなくて、ただただ必死に時間だけが過ぎていくようだった。
充実していたスタイリスト時代に訪れた変化
忙しい毎日を過ごして半年が過ぎたころ、3店舗目の系列店がオープンすることが決まった。
まさか自分に声はかからないだろうとどこかで思っていたがオープンして2ヶ月目でまさかの異動が決まった。
それも3番目のポジションでだった。
多少の動揺はあったけど次へのステップアップと思いやる気だけはあった。
しかし、そんな考えが甘かったと痛感させられるまでにはそう長くはかからなかった。
オープンしてからすぐの新規来店でのお客様が減ってきていたこともあり
異動をしても担当するお客様が毎日1人~2人程度、1日のほとんどをアシスタント業務で終わることが多かった。
その時の指名人数も30人に満たないくらいで1日に1人いるかいないかだった。
なぜ、僕には指名のお客様がつかないのか。
毎日悩んでいた。アシスタントの時より練習した。勉強もした。それでも解決はされなかった。
月に2回くらいずつ定期的にくる片頭痛に苦しみながら1年が過ぎた。
そして、繰り返される変化の荒波
地道にだが悩みながら少しずつお客様も増えてきていた1月のある日のこと。
会社からの指示で新店舗への異動願いが来た。
ようやく手ごたえを感じてきていたこともあり僕はその話は断ろうと思っていた。初めての組織への反抗だ。
会社にもその意思を伝えた。
しかし、僕のそんな後ろを向いたような意見は泡のようにすぐに消えてなくなった。
「絶対に鈴木君にとっていい経験になるから。」
「もう君しかいない。もしいかないならオープン自体を見送る」
そんな今思えば怪しげな言葉に動かされて、異動を決めてしまった。
そうして
24歳で副店長というポジションになっていた。
このポジションでの3年間が僕の美容人生において大きな影響を与えたことは間違いない。
異動をしてすぐに結果は出た。
毎月出る数字が毎回自己ベストを超えていた。
先輩も全員超えた。
副店長というポジションだったが社内で売上が1番にもなった。
指名がつかないという悩みはいつの間にかなくなっていた。
一つの悩みが解消されるとまた新しく悩みが生まれてくる。
もしかしたら悩みを解消するために生きているのかと思うくらいに。
そして、今は?
悩んでます笑
ブログのPV数が増えなくて悩んでます。
なぜPV数が増えないのか。
こんなことばかり綴っているので当然なんですが、、笑
おそらく読んでくださっている方はよほどのもの好きがディープ読者様だと察しています。ありがとうございます。
今回はそんな悩みについて考えてみたんですが答えは出ませんでした。
ただこれだけは言えるんですが。
誰でも悩みの一つや二つ持っていてその悩みをクリアにできるか、できないか、その二通りだということ。
僕にも怠け癖があるのでひとつずつクリアにしていけるようにこれからの行動を考えていきたい。
まずは今日の晩飯をどうしようかなぁって・・・おっと。
ではまた。